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不安なくインプラント手術を受けて頂くために
当院は静脈内鎮静法を用いてインプラント手術を行っておりますので、眠った状態で手術を行うことが可能です。高血圧や心臓疾患のような持病をお持ちの方や、手術に対する恐怖心をお持ちの方、パニック障害の方も手術を受けて頂けます。
当院では、コンピュータシステム(SimPlant)を活用してインプラント治療を実施しています。
インプラント(人工歯根)治療を行うためには、顎の骨の状態を詳しく調べることが重要です。そこで、治療前にCT撮影を行うようお願いしています。
当院で、CT撮影を行ないコンピュータシステム(SimPlant)を使用して、顎の骨の状態を見ながら治療計画を立てます。これが、無理のない治療を進めるための方法です。
シムプラント(SimPlant)とは・・・・
シムプラント(SimPlant)とは、ヨーロッパで開発されたインプラント治療計画システムです。当院では、無理のないインプラント治療を第一に考え、シムプラントを活用してよりインプラント治療を行っています。
CT撮影が必要な理由
歯科医院でよく行うX線撮影は、歯の様子を見たり虫歯の治療をするのにはとても役に立ちます。一方、インプラント治療においては、顎の骨の硬さや形を調べることが重要になります。顎の骨の状態は、骨の難さや形、神経の位置など一人一人異なります。CTで撮影した画像からは、顎の骨の形や硬さがわかるだけでなく、顎の病気や神経の位置も調べることができます。
CT撮影時間は、数十秒ですが、全体の時間は、撮影した画像データの作成時間を入れて約30分~1時間とお考えください。CT撮影した画像は、コンピュータシステム(SimPlant)に取り込まれ、コンピュータの画面上で顎の骨の状態を見ることができます。
画面を見ながら、治療の方法を分かりやすくご説明いたします。
骨の状態をどこでも見たい位置で見ることができます。
この画像を使って手術の前に計画を立てます。
PRP (Platelet Rich Plasma)
PRPとは血液中の血小板を濃縮した血漿(けっしょう)の事をいいます。歯周病の治療やインプラント治療時の骨の増殖、促進作用があると言われています。
患者さまより採取した血液を遠心分離機にかけ、血漿を抽出します。これをインプラント治療時、顎の骨の幅、量が足りない方に、自家骨や人工の骨補填材と混ぜ合わせて骨の造成をしていくのです。この方法には、メリットがあり、ご自身の血清を使用するの為、アレルギー等の拒絶反応も少ない点があげられます。
この治療法のお陰で、顎の骨の幅、量が足らずインプラント治療が難しいとされてきた患者さまもインプラント治療を行えるようになりました。
また、血小板の本来の働きでもある凝固作用により、創傷部の止血作用や、白血球が含まれているために抗菌作用も期待できます。さらに、液体の状態からゲル状にして応用するため、操作性がよく、骨移植材と混和して用いた場合には、骨移植材料が一塊となるために移植操作性も良いです。
近年、歯周組織再生療法や歯周形成にも使用されるようになり、骨再生のみならず、その他、歯周組織再生や創傷治療にも用いられているPRP。
骨移植の問題点であった操作性の悪さも、PRPと混和して使用することにより、骨欠損部への移植材の配送が容易になり、またPRPゲルの粘着性により移植材が外部流出することなく、安定した状態を保ちやすくなります。また、軟組織移植などで生じた解放創などに膜状にしたPRPを被覆し、PRPメンブレンとして応用することにより創傷治療にも使用されるようになりました。
このように、PRPは多くの利点から様々な症例に適応する可能性を持っており、インプラント治療においても、顎の骨の幅、量が足らずインプラント治療が難しいとされてきた患者さまに対して、インプラント治療を行えるようになりました。
CGFとは
CGF治療とは、骨や歯茎などが足りない場所に添加物(抗凝固剤や凝固促進剤など)を一切加えない患者さまから採血した血液を特殊な遠心分離器にかけてできたゲル状のフィブリンと濃厚血小板をいれて再生を促す「自己血液由来のフィブリンゲル」のことです。
遠心分離を行うことで、血液中の血小板や赤血球が分離されます。それと同時に、血液中の凝固因子が自然に刺激されてフィブリンゲルが形成されます。このフィブリンゲルは、成長因子や血小板などを多く含むうえ、添加物を一切用いないため、自己血液由来のゲル素材といえます。
CGFのメリット
1.添加物・人工物を使用しないので感染のリスクが低減される
2.長時間ゲル状を維持できるので当日採血せずに1週間前に採血した血液を使用してインプラント治療や歯周再生治療などの治療に活用できる
3.遠心分離機で15分程度の短時間でフィブリンゲルを制作できる
4.インプラントオペにおいて骨移植材と混合または骨移植材の代わりにしようできる
CGFの作成方法
1.採血を行う
2.遠心分離機に15分程度かける
3.フィブリンゲル(CGF)を取り出す
ガンマシステムについて
ウィーン大学名誉教授Prof.R.Slavicek(R.スラヴィチェック)の『咬合は生体に調和したものでなければならない。』という理論に基づいて開発された、額機能咬合診断診療総合プログラムです。
キャディアックス下顎運動測定装置により得られたデータをコンピュータにより解析し、患者さまの持つ個々の骨格形態を分析し、咬合器の設定、補綴物製作までのシステムです。