2025/08/25
芸能人やインフルエンサーの間で話題になっている〝セラミック矯正〟
真っ白で綺麗に揃った歯はとても美しく憧れますよね(^_−)−☆
インターネットで検索すると「絶対ダメ!」とか「後悔」というネガティブな用語が出てきますが実際どうなのか!!
歯科医師の視点からお話をさせていただきますo(^_-)O
〝セラミック矯正〟とは何なのか?
まず、これだけ先に説明させていただきますね!
セラミック矯正とは、
歯並びの悪い歯を削り、セラミックの被せ物やラミネートベニアというセラミックを歯に貼り付け〝見た目を整えること〟を目的とする治療です_φ(・_・
一般的な歯科矯正(マウスピース矯正やワイヤー矯正)は、歯に少しずつ力を加えて移動させ、本来の〝正しい噛み合わせにすること〟が目的の治療なので、矯正は矯正でもこの2つは全く違った治療です(o^^o)
厳密に言えば、セラミック矯正とは呼ばれていますが、矯正というよりは補綴(被せ物)治療の部類になります(*^^*)
さて、結論は(・・?)
『1〜2本だけならまだしも…歯を削るとその歯の寿命は確実に短くなるので、できれば歯科矯正(マウスピース矯正やワイヤー矯正)で歯を綺麗に並べることをお勧めします』
と考えています(^-^)
つまり、
絶対ダメ!ではないですが(^_^*)
リスクも大きいので、しっかりメリットデメリットを理解した上で治療を選択する必要があります(^_^)a
歯科矯正と比較した時のメリットデメリットとしては、
⚫︎治療期間が短いこと
⚫︎矯正中の痛みや見た目が気にならないこと
ですが、デメリットとしては
⚫︎健康な歯を削らなければならない
→ 歯を削れば削るだけ歯の寿命は短くなります。歯を大きく削らなければならない場合、歯の神経を取ることもあります。そうすることで血液供給が絶たれ、さらに歯の寿命は短くなります。
⚫︎金属を被せる時よりも多く歯を削らなければならない
→セラミックは強度を持たせるため、金属を被せる時よりも歯を多く削らなければなりません。
⚫︎セラミックが欠けることがある
→ 硬いものを噛んだり、夜の歯ぎしりや食いしばりなどで欠けることがあります。
⚫︎虫歯や歯周病になりやすくなる
→被せ物やラミネートベニアを入れると、どうしてもそれらと歯との間には隙間ができ、歯垢が溜まりやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
なので、
とにかく歯の寿命を考えると、時間は掛かりますが、歯科矯正でなるべく歯を削らずに治した方が良いのではないか!と考える理由になっているのです(^-^)/
軽い歯並びの乱れであれば、部分的な歯科矯正で数カ月〜半年程度の期間があれば治るケースもありますので、そちらも検討されると良いと思います(^_−)−☆