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【意外にも多い!〝エナメル質形成不全症〟】

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小児の歯の検診・メンテナンスをさせていただいていると保護者から「この子のこの歯の色が白くなっていて磨いても取れないんです!(>_<)」とご相談いただくことがあります。

それは、プラークや歯石ではなく、
〝エナメル質形成不全〟という可能性があります∑(゚Д゚)

エナメル質形成不全とは、
生まれつき歯の表面のエナメル質という組織がうまく作られず、歯が黄色、茶色、白色になっていたり歯の表面が欠けていて、歯の質が弱く虫歯になりやすい状態で、主に前歯部や第1大臼歯(6歳臼歯)に発症しやすいと言われています(
;∀;)

原因は、
母親の妊娠中の影響(つわり中の栄養不足や妊娠中に服用した薬の副作用や早産など)や遺伝(限局したものではなく、全ての乳歯や永久歯に起こる場合)によるものや、
乳歯の時期にぶつけて歯のケガをしたり、乳歯が重度の虫歯で根の先端が長期間化膿していた場合に起こることがあります。

このエナメル質形成不全は珍しいものではなく、小児の口腔内を診ているとちょくちょくあります(^_^*)
それに、、実は、、私も、、、
右上の真ん中の歯の一部が白くなっていて、まさにエナメル質形成不全です(>人<;)

前歯にできている場合は、そこが虫歯になることは少ないです(^_^)
しかし、見た目の問題がありますよね…

あまり気になる場合はそこを削って詰めたりすることも可能ですが、虫歯ではない歯を削らなければいけないことと、詰め物をしたところが変色したり詰め物の際から虫歯になりやすくなってしまうのであまりオススメはしていません(´・_・`)

私は治療せず、ここが虫歯にならないようにいつもフッ素入りの歯磨き粉を使い丁寧に歯磨きをして大切にしていますo(^-^)o

なので今のところ虫歯になることなく、ずっと調子良く保てていますよ!(^。^)

ということで、
エナメル質形成不全は歯の質が弱くて虫歯になりやすいのですが、軽度であれば定期的に検診とフッ素塗布をして歯の質を強化していけば、それほど心配することはありません(u_u)

状態によって経過観察なのか処置をするのか適切な対応をご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいね(^-^)/