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【洗口剤〝リステリン〟噂の真相とは!?】

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患者さまから歯科衛生士の私に、洗口剤についてよく質問があることから、皆さんも興味がある分野だと思います(^人^)
 
その中でも有名な『リステリン』という商品は、
〝アメリカでは禁止〟〝紫色は危険〟〝歯石が取れる〟という噂が耳に入ってきましたので、今回はそれを調べてみましたo(^_-)O
 
確かにどういうことなのか、すごく気になる……(^_^*)
 
まず、リステリンとは??
Kenvue(ケンビュー)社が販売している、洗口剤や液体歯磨き剤で、元々はアメリカのジョンソン&ジョンソンのブランドの製品の1つでした!
 
気になる効果はというと??
⚫︎殺菌作用:細菌を殺菌する
⚫︎口臭予防:揮発性ガスを抑える
⚫︎歯垢の沈着防止:細菌の繁殖を防ぐ
⚫︎虫歯予防:フッ化ナトリウムが再石灰化を促進する
⚫︎歯肉炎予防:殺菌により炎症抑制
⚫︎口腔内の爽快感
があります(^。^)
 
どうしてリステリンがこんなに有名なのかというと(o^^o)
⚫︎世界初の洗口剤だから
1914年から発売されています
 
⚫︎強力な殺菌力があるから
チモール(タイム由来)、ユーカリ油、サリチル酸メタル、メントールの4つの天然由来成分により歯肉炎や口臭の原因菌を殺菌してくれる
 
⚫︎世界100カ国以上で販売されているから
特にアメリカでは「洗口剤=リステリン」というほど有名!
だそうですo(^-^)o
 
さて、本題の〝アメリカでは禁止〟の噂は…
どうやら誤情報のようです!!(>人<;)
禁止になっているという情報はどこにもありませんでした!
廃盤になっている商品はあるものの、禁止になっているという製品はありませんでした(^。^)
 
そして〝紫色は危険〟ですが…
紫色はリステリン トータルケアという商品です。

特徴は、歯垢・歯石の沈着予防、虫歯・口臭予防など“オールインワン”タイプで、刺激がとても強いようです!!(>_<)
 
アルコールタイプとノンアルコールタイプがあるのですが、とくにアルコールタイプでは、ピリピリ感が強く口腔粘膜や舌に刺激を感じる人が多く、口内炎・口角炎・口腔乾燥がある方には、しみるようですね(*_*)
 
殺菌作用もとても強く、悪玉菌だけでなく善玉菌も減らしてしまい、長期間・高頻度で使うと口腔内細菌のバランスが崩れてしまう方もいるようです(>人<;)
 
ただし、アメリカ食品医薬品局や日本厚生労働省も禁止している商品ではないので、危険ではありませんが使ってみて合わない!と感じたら使用を中止するのが良さそうです(^-^)
 
合わない場合は、紫色でもノンアルコールタイプや、他の刺激が少ないタイプのリステリンを選びましょう(^o^)/
 
最後に〝歯石が取れる〟ですが…
これも誤情報です(^_^*)
 
正しくは、歯石を付きにくくする効果はありますが取ることはできません!!
付いてしまったら、うがいをしたり歯ブラシで磨いても取ることはできませんので、歯科医院で歯石除去してもらう必要があります(^_^)a
 
ということで、リステリンについての噂の真相がわかりスッキリしました(^-^)v
 
口腔内を健康に保つには、どんな洗口剤や液体歯磨き剤を選ぶのかではなく、どれだけ歯ブラシで丁寧に磨くのかが大切になりますo(^_-)O
 
歯垢はうがいでは取ることができません!
口腔ケアの補助製品として考えるようにしましょう♪( ´▽`)